新装版 原色日本の美術 |
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小学館発行 全面改訂新装版 (全33巻:分売は不可) 販売価格:本体224,400円+税 ●B4変形型(35×26センチ) ●布貼り(箱入り) ●図版(特漉アート紙使用) ●本文オフセット96ページ 4梱包でお届けします。
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壮大かつ深遠なる日本美術の真髄を
時空を超えて甦る想いと祈り 二度と出版不可能な全国民の文化遺産 次の世代へと伝えていただきたい知的財産です。
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絵画・彫刻・建築・工芸・書跡・考古
多岐にわたる日本芸術の極地を全33巻に収録した、不滅の全集です。
時代 / 監修 | ||
1.原始美術 |
縄文〜古墳時代 小林達雄・白石太一郎 |
美の発祥を吉野ケ里、藤ノ木古墳の出土品や装飾古墳の壁画にもとめ、考古学の最新の研究成果と共に紹介。 |
2.法隆寺 |
飛鳥時代 久野健・鈴木嘉吉 |
飛鳥、白鳳美術の本質は法隆寺にある。古代彫刻に対する新しい資料と見解に民族の遺産、法隆寺を捉える。 |
3.奈良の寺院と 天平彫刻 |
奈良時代 浅野清・毛利久 |
東大寺を中心とする彫刻の数々は天平の美術を代表する傑作で、東京美術の精華である。他に奈良の寺々を紹介。 |
4.正倉院 |
奈良時代 土井弘 |
西方文化と唐文化との見事な融合が正倉院の工芸品。戦後の研究成果をとりいれ、御物の世界的意義を究明。 |
5.密教寺院と 貞観彫刻 |
平安時代・前期 倉田文作 |
真言密教の宝庫教王護国寺(東寺)の遺産に焦点をあて、その真髄に迫る。また、密教寺院を母胎に生まれた貞観仏にも迫る。 |
6.阿弥陀堂と 藤原彫刻 |
平安時代・後期 工藤圭章・西川新次 |
鳳凰堂は建築、彫刻、絵画、工芸の総合芸術の殿堂。定朝の造仏を中心に古代末期の日本文化の様相を解明。 |
7.仏画 |
奈良〜鎌倉時代 高田修・柳沢孝 |
宗教画として世界的価値を有する名品を、すぐれた写真と印刷技術によって紹介し、現代人の評価をまつ。 |
8.絵巻物 |
平安〜鎌倉時代 秋山光和 |
歴史書の中では見失いがちな庶民の生活を生き生きと表現。現代人に共感をよぶ人間の血の通った美の世界。 |
9.中世寺院と 鎌倉彫刻 |
鎌倉〜室町時代 伊藤延男・松島健 |
大陸の新様式をとりいれ、建築と彫刻が融合した空間芸術。京都、奈良、鎌倉の代表的作品を見る。 |
10.禅寺と石庭 |
鎌倉〜室町時代 太田博太郎・松下隆章 田中正大 |
禅寺はそれ自体空間芸術といえる。造庭は禅僧の素養であり、石庭を例にとり造型的意義をとらえる。 |
11.水墨画 |
鎌倉〜室町時代 田中一松・米沢嘉圃 |
水墨画は多種多様の性格をもっている。この白と黒の芸術水墨画をとりあげてその特性を究明する。 |
12.城と書院 |
安土桃山時代 藤岡通夫 |
城は豪壮雄大な中にも実戦の用による構成の美がある。書院建築もまた工匠の知恵によって作られた美である。 |
13.障屏画 |
安土桃山 〜江戸時代 武田恒夫 |
宗教の束縛からとかれた近世の絵画は、ふすま絵、屏風絵など室内装飾画として新展開した。華麗な美を紹介。 |
14.宗達と光琳 |
安土桃山 〜江戸時代 山根有三 |
一人の作家を通して日本人の心情を造型的に表現した最もよい例は、宗達と光琳であるといえる。 |
15.桂離宮と茶室 |
安土桃山 〜江戸時代 川上貢・中村昌生 |
日本美の象徴である桂離宮を建築・工芸・庭園・絵画の総合芸術として多角的にとらえ、あわせて他の茶室も紹介する。 |
16.神社と霊廟 |
平安〜江戸時代 稲垣栄三 |
伊勢神宮をはじめとする神社建築、日光東照宮を代表とする霊廟建築。この一見相反する美の共通点を探り出す。 |
17.風俗画と浮世絵師 |
室町〜江戸時代 山根有三・鈴木重三 辻惟雄・小林忠 池上忠治 |
浮世絵の源泉は初期風俗画である。それが江戸の庶民芸術の勃興と共に独創的な美を生んだ。 |
18.浮世絵 |
江戸時代 辻惟雄・大久保純一 |
浮世絵は、最もリアルに世情を写した芸術である。その発生と流れを図版によって叙述し鑑賞の楽しさを再現。 |
19.南画と写生画 |
江戸時代 吉沢忠・山川武 |
大雅、蕪村、玉堂らによる南画が抒情的な絵画とすれば、円山四条派を代表とする写生画は技巧的絵画といえる。 |
20.南蛮美術と洋風画 |
安土桃山 〜江戸時代 坂本満・菅瀬正 成瀬不二雄 |
オランダ人やポルトガル人がもたらした舶来品の数々に影響を与え、日本人による西洋画も初めてつくられた。 |
21.面と肖像 |
奈良〜江戸時代 亀田孜・永井信一 田辺三郎助・宮次男 |
人間の真を伝える技術は顔に集約され、能と結びつき能面の発生となる。面と肖像をこの一冊に集大成。 |
22.陶芸(1) |
原始〜室町時代 楢崎彰一 |
縄文、弥生を初め、須恵、三彩、灰釉、古瀬戸、信楽、備前など、原始から室町時代まで日本陶器の名品を紹介。 |
23.陶芸(2) |
安土桃山〜江戸時代 林家晴三・西田宏子 嶋崎丞・赤沼多佳 |
桃山時代の茶陶と江戸時代の京焼、九州に興った陶磁の逸品を揃えて、日本陶磁史上最も華麗な時代を探る。 |
24.染織・漆工・金工 |
奈良〜江戸時代 山辺知行・蔵田蔵 岡田譲 |
糸や漆や金属を材料にして、名もなき工人の手によって作られた工芸品は、民族の愛と詩を秘めている。 |
25.甲冑と刀剣 |
飛鳥〜江戸時代 尾崎元春・佐藤寒山 |
武将は刀剣や武具にあらゆる工夫と装飾をこらした。他の工芸品にはない生死をかけた人間の崇高な造形美。 |
26.書 |
奈良〜江戸時代 堀江知彦 |
伝統的な書のもつ美と力は、洗練された感覚によって創られる。特に仮名の美は、日本独自の造型、芸術形式である。 |
27.在外美術 |
奈良〜江戸時代 赤沢英二・奥平俊六 佐藤康宏・濱田隆 宮次男・山根有三 |
明治以降大量に海外に流出した古美術から、国宝、重文級の名画を集大成。日本美術のすばらしさを再認識する。 |
28.請来美術 (絵画・書) |
室町〜江戸時代 米沢嘉圃・中田勇次郎 |
大名、豪商、留学僧らによって請来された多くの文物。本国の中国でも今やみることのできない遺品を多数紹介。 |
29.請来美術(陶芸) |
奈良〜江戸時代 長谷部楽爾 |
中国・朝鮮から請来した陶磁の逸品は、現在、世界陶磁史の中に不滅の光を放ち、日本陶磁にも影響を与えた。 |
30.近代の日本画 |
明治〜昭和時代 河北倫明 |
ここに集約した名画は、近代芸術の再生期、明治から大正にかけて日本画家がかちえた、近代日本美術の金字塔。 |
31.近代の洋画 |
明治〜昭和時代 高階秀爾 |
明治の先覚者をはじめ大正・昭和の作家達の努力は、西欧独自の伝統芸術を日本の土壌の上に立派に開花させた。 |
32.近代の建築・彫刻 ・工芸 |
明治〜昭和時代 本間正義・前田泰次 神代雄一郎 |
日本古来の美術と西欧美術をどう調和させるか。日本独自の様式で今や世界の注目を集めるに至った作品群。 |
33.現代の美術 |
昭和時代〜戦後 富山秀男・岩崎吉一 浅野徹 酒井忠康・長谷部満彦 鈴木博之 |
昏迷から繁栄への半世紀にわたる美術界の動向を、日本画、洋画、彫刻、工芸、建築の五分野から解説する。 |
※ 図版索引 |
全33巻に収録されている全ての作品名を五十音順に配列。通称、別称がある場合、それによっても引くことができます。 |